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-2017.10.30-
下駄箱に何足の靴を収納したいですかー
現在設計中のTさんちの打合せでした。 設計者中西が担当する打合せが終わったあとに、説明者交代で靴の収納スペースについてのお話しです。 Tさんちはご主人の靴が一番多くて約30足。 奥さまと女の子2人の靴をあわせてどれだけ必要か計算しましたよー。 下駄箱に収納できる靴の数は計算することができるんです。 まず、靴を収納する場合、奥行きは32センチあればたいていの靴は収まります。 (足のサイズが30センチだよーっていう方はもっと奥行きとってね。) 1、一般的な1足分の靴に必要な収納サイズ 男性:幅24センチ、高さ13センチ(革靴) 女性:幅20センチ、高さ10センチ(ローファー)、14センチ(7センチヒール) 2、下駄箱に収納できる靴の数 A)棚板1枚に並ぶ靴の数=棚板の幅÷靴の幅(男性:24センチ、女性20センチ) B)下駄箱内の段数=下駄箱の高さ÷(靴の高さ+棚板の厚さ) C)下駄箱の中に収まる靴の数=A×B 例えば・・・ 下駄箱のサイズが幅86センチ、高さ100センチの場合(棚板の厚さは2センチ) 女性用のローファー(高さ10センチでOKの靴)の場合。 A)86÷20=4.3→4足 B)100÷(10+2)=8.3→8段 C)4足×8段=32足 こんな計算で下駄箱に収める靴の数が計算できて、逆に、靴の数から下駄箱のサイズをだすときはこの逆算になります。 Tさんちはこの逆算で計算したけど、高さ10センチでいいかTさん確認してくださいねー そして、靴を収める向き。 つま先を手前に収納していますか? かかとを手前に収納していますか? どちらもいい悪いはないです。(正解はないですよー) デザインが分かりやすいのは、つま先が手前。 出し入れしやすいのは、女性用のヒールだとつま先が手前のほうが出し入れしやすくて、 かかとが手前だと靴の上にゆとりがないと↓↓↓こんなふうに出し入れしにくです。 逆に、男性用の革靴はかかとが手前のほうが出し入れしやすくて、 つま先が手前だと奥まで手を突っ込まないといけなくなります。 玄関広いし、下駄箱も余裕だよっていう方には全く問題ないけど、 少しでも空間利用してたくさん収納したいなーと思われる方は、 収納量を優先したい場合:男性用はかかとを手前、女性用はつま先を手前。 以上、靴の収納ミニ知識でした。 京都の住宅設計事務所「FORMA建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。 ご覧くださりありがとうございます♪]]>