テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)
-2017.3.14-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
外壁羽目板部分、軒天井部分の塗装が姿を現しました。
軒のスリットは「そよ風2」の集熱屋根への空気取り入れ口となります。
こちらは立下げダクトを覗き込んだところ。
ここを空気が下りて基礎下に吹き込むわけです。
階段室手摺、高いところで足がすくむという奥様のために今回は腰壁を立ち上げた階段となりました。
両方が壁だとほどよく囲まれて守られているかのような安心感があります。
2階は珪藻土の施工が進んでいます。
この日は外部の下地工事の準備が進んでいました。
-2017.3.8-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
仕上げの下塗りが終わった寝室。
白い壁綺麗ですが、灰色の下塗りも木地の色との相性が良くて好きな組み合わせです。
実はこの配色、自宅で試してみたいと考えています。(部分リノベを考え中)
こちらは予備室から吹抜け方向を見たところ、レイヤ越しに寝室まで視線が抜けます。
寒い日が続いていて施工に入れない日が多かった1月2月これからは気温も上がり気味で作業が進みそうです。
-2017.3.1-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
悩んでいる、上田大工さんその視線の先は・・・
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階段下の収納の納め方。
図面の寸法を基に実際に形作るのは大工さん、下地の入れ方や後の工程がスムーズに行くようにと想像をめぐらせながら考えておられるところと察します。
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2階では左官の下地が始まりました。
気温が低く、なかなか外部の壁に着手が出来ない状況が続いていますが室内は気温のコントロールが出来るので問題なく進行中です。
外回りではようやく「そよ風」がらみの屋根工事も終盤。
「そよ風」は設備ですが、建築と一体となっている部分があり工事区分が重なるので進み具合によって確認していきます。
メーカーの施工チェックリスト、施工前、施工中と担当者に確認を取りながら進めてもらっています。
数日前には屋根集熱部分、棟とチャンバーからの漏れも無いことを確認できました。
この日はそよ風を逆転させていたので軒の空気口からは暖かい風が排気されていました。
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次は屋根のガラス押え取り付けとなります。
-2017.2.24-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
本日も朝は雪、少々遅れて現場到着。
杉板が納入されていました。
そのうちの数枚は少々黒みがかった「黒芯(くろじん)」と呼ばれるレアな板が有りました。
階段段板に使う部分です。
こうして並べると一枚一枚表情が違っています。
揃っているものはそれなりに良いのですが、これはこれで面白いと思っています。
如何でしょうか?
-2017.2.16-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
外部状況、板張りとそとん壁下地部分の取合い。
そよ風本体が納入されました。
吹き出し口も準備完了。
ガラリ付きの通風口は板厚もそこそこ有り、思っていたより頑丈な作りとなっています。
フローリングが貼られはじめました。
二日後、屋根に空気を循環させるための風道を作ります。夏の温度は80°近くになる為、においが出るアスファルト系のルーフィングではなく、タイベックのルーフライナーを使います。
「そよ風2」本体取り付け時に環境装機の担当の方と設置方法について話していたら、可能ならチャンバーのセンターに本体が来るのがベターという事でした。(原設計ではチャンバー二つ程東に寄っています)
今回は機械室内に本体を設置するため風道パイプの取り回しも自由度が高くセンターに設置しても取り回しが可能との判断が出来ましたのでよりベターな設置位置に変更しました。
-2017.2.8-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
外部の下地進捗具合。
この日は内部を先行して作業が進んでいました。
手摺の下地部分も施工されています。
クライアントの奥様が差し入れを持ってきてくださりました。
いつもありがとうございます!(ゆっくり中を案内させていただいたらよかったなと反省)
雪や雨が断続的に続く天気の中、次週は好天が続くとのこと!
いよいよ、「そよ風」関連の作業が始まると聞きワクワクしてきました。
関係業者の皆様、細心の注意と準備で最高の結果になるようによろしくお願いいたします。
-2017.1.30-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
足場の組み換えも先週末に完了し、残りの外壁下地と屋根工事着手も見えてきました。
先週から大工さんも3人態勢となり急ピッチで進んでいます。
サッシと木部の隙間をウレタンフォームで断熱と気密補強を兼ねてもらっています。
ウレタンフォームは服や手に付くと中々取れにくくて大変ですが慣れた手つきで施工する下西D(大工)さん。
先週にウレタンフォーム対策か髪の毛も短髪スタイルになりました。
クライアント、ロフト手摺りに寄りかかるの図。
いくつか気になるところのご質問にお答えし、ロフトに上がって頂きました。
今しか見る事の出来ない小屋裏部分をご確認頂きました。
いつもモックアップを作って、納まりを確認してくれる、あずまDさん。
着々と進んでいます。
-2017.1.23-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)今週の現場
足場の組みかえ作業が遅れていて外部作業、屋根工事が遅れ気味です。
内部はその分進んでいてトータルでは少し遅れと思われます。(工務店の日程読み、報告待ちです)
いつもの納まりではこの部分にパッキンとなる木片を入れる事でなくなる隙間ですが今回はウレタンフォームで断熱補強を行います。
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少しでも気密性と断熱性が良くなる事を期待しています。
使用しているサッシはサーモス 単体での熱貫流率は2.33 W/㎡・Kです。
(従来のアルミサッシ ペアガラスで4.07W/㎡・K なので約1.7倍の性能となります。)
熱貫流率とは熱の通りやすさの事で小さいほど断熱性が高いという事になります。
熱貫流率に窓の面積と係数を乗じた物が熱損失係数(熱の逃げにくさ)となり、外気に面する部分の合計が小さいほど高断熱な家となります。
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「テイネンゴノイエ#03」の熱損失係数(Q値)は1.89W/㎡・K
外皮平均熱貫流率(UA値)は0.55W/㎡・Kとなります。
断熱性能等級4相当の地域で言うと3地域(東北周辺地域)より0.1良いレベルとなります。
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建築地域の断熱性能等級4基準は0.87W/㎡・Kなので1.6倍の性能です。
これは、そよ風2から得られる自然エネルギーを大切に使う事と補助暖房、冷房時の熱の逃げにくくする事に繋がっています。
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クライアントご夫婦はこれまでも季節毎に窓の開け閉めや雨戸の開閉をこまめに行う等、暮らしの工夫を楽しんでおられるので雨戸や日除け等の補助設備も有利に働く事を期待して設置しています。